SW270cはMacBook AirとUSB-Cケーブル1本で繋いで、映像出力、MacBookの充電(PD)、そしてUSB信号の送受信ができるという非常に便利なのですが、ひとつ気になることがあります。
SW270cではUSB-CでPCと接続したときに使用するUSB規格を2.0あるいは3.1に切り替えることができます。ものは試しに切り替えをやってみました。
USB3.1とした時には普通の?WQHD(2K)の解像度で表示ができ、いわゆる”スケーリング”には未対応ですが、USB2.0に設定するとスケーリングが有効になります。デフォルトではFHD (1920x1080)が選択されます。
Fig. USB3.1選択時。ディスプレイ環境設定。なぜか4K(3840x2160)が選択リストにあります。
Fig. USB2.0選択時。いわゆるスケーリング設定表示になります。
さらに気になることとして、SW270cの解像度がUSB2.0にすると4K (3840x2160)となることです。SW270cは2Kモニターなので4K解像度が設定できちゃうのもかなり謎ではあります。
Fig. USB3.1選択時システム情報。最適解像度にて表示されています。
Fig. USB2.0選択時システム情報。最適解像度と異なったものが使用されているようです。
もっと気になることといえば、USB2.0とした時にのシステム情報には、(macOS内部の)解像度が5KでUI擬似解像度で2Kとなることです。macOSでのスケーリング機能は初めて使用するのでよくわからないところが多いです。”真の解像度”はどうなっているんでしょうかね?
Fig. USB3.1選択時。システム情報
Fig. USB2.0選択時。システム情報
こういった謎は深まりますが、USB3.1での2K表示とUSB2.0での"UI擬似解像度"2Kでの表示には特に差はないように感じます。
USB2.0に設定するとスケーリングが利用できるようになるだけであまり旨味は感じません。単にmacOS的に内部メモリを多く消費しているだけのような気がします。
ですので、SW270cではスケーリング機能は必要ないのでUSB3.1接続のまま使用することとします。