昨年一眼レフカメラをD300からD500に変更してから、画像ファイルサイズが大きくなりSDカードからMacへの転送に時間がかかるようになりました。
原因はMac Pro Early 2008のUSB規格が2.0であるため、どんなに速いカードリーダー&SDカードを使っても理論上の480Mbpsは超えられないということです。
Mac ProのUSB2.0端子にUSB3.0規格のカードリーダーを使って、読み込み150MB/sのSandisk Extreme SDカードをベンチマークしても40MB/sしか出ません。
ということで、Mac Proにも増設できるUSB3.0カード、Inateckの2ポートUSB3.0増設ボード、KT4006をAmazonから購入しました。
Inateck 2ポートUSB3.0増設ボードUASP対応 Low profile 内部19ピン付き 補助電源不要PCIex1 Rev.2用 KT4006
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4ポートタイプ, KT4001のほうが安いのですが、そちらは補助電源が必要らしいので2ポートタイプの方を購入しました。
で、本日届いたので早速開封!
製品一式!
親切にドライバーCDも付属しています。しかしながらMac OS X 11.6 ではOS標準のドライバーで動作するとのことなので、不要でした。
部品点数も少なく、片面実装でした!
なお、カードはロープロタイプのPCIスロットにも対応しているためブラケットが2つ付属しており、ユーザーが使いたい方を組み立てるようになっていました!
ボルトが2種類付属していましたが、小さい方のネジを使用しました。ドライバー(ねじ回し)が付属しているのも親切ですね。
コントローラーチップは予定通り、FRESCO FL1100です。
さぁ早速Mac Proに取り付けます。
スロット1と2にはグラフィックカードが刺さっていて、スロット2のグラフィックカードの冷却ファンの効率を考えてスロット4にUSBカードを刺しました。
取り付け完了!
Amazonレビューではブラケットをちょいと加工する必要があるとの書き込みがありましたが、今回は問題ありませんでした。改善されているのかな?
Mac Pro 本体も無事起動し、マウス、キーボードもちゃんと動作しています。
システム情報からUSBを見ると、ちゃんとUSB 3.0 バスが構成されていました。
Mac OS X 10.11.6 には標準でFRESCO FL1100のドライバーが用意されているんですね。
ドライバ名は「AppleUSBXHCIFL1100」となっております。
赤枠で囲った部分がBenQ SW270C内蔵、青枠がTranscendのカードリーダーです。どちらも規格はUSB3.0となっていますね。
で、ここまで確認したらベンチマークタイムです!
BenQ SW270C内蔵カードリーダーの結果。SEQ1M QD1で読み取り95MB/s出てます。
Transcend USB 3.0カードリーダーでも読み取り最大96MB/sが出ています。
USB2.0では40MB/sが最大でしたから2倍以上速度アップしています。
でも、欲を言えばもう少し出てほしいかな?
2500円程度で購入できるUSB増設カードで、Mac Proをパワーアップできて満足です。
でも、さっさとM1 Macbookを買いたい。。。
<<気になる点>>
半日?使ってみて気づいたのですが、
KT4006 <-> BenQ SW270C (Hub) <-> PFU HHKB
のようにつないでいると、キーボードの押下ではスリープが解除されませんでした。
なので、キーボード&マウスはMac Pro 本体のUSBポートにつなぐことにしました。
Inateck 2ポートUSB3.0増設ボードUASP対応 Low profile 内部19ピン付き 補助電源不要PCIex1 Rev.2用 KT4006
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